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医療コラム

〜リハビリコラムvol.1〜「コロナ禍に気を付けるべき”フレイル予防”」

コロナウイルスの感染拡大の収束がみえないなかで、『生活不活発』による健康への影響が懸念されています。

“フレイル”という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

 

“フレイル”とは、“Frailty(=虚弱)”という言葉から意味されており、老化に伴い身体の予備能力が低下して、健康障害を起こしやすくなった状態のことをいいます。つまり、健常な状態と要介護状態の中間的な状態で、日ごろの生活習慣によって要介護に移行することもあり、逆に健常な状態に戻ることも可能な状態といえます。

 

 

 

なんとなくテレビを観て過ごす、特にすることがなくて横になってしまう、

食事もたまに抜いてしまう、誰かと話すことも少なくなった…

 

「動かないこと(生活不活発)」により、身体や頭の働きが低下し、歩行がふらついたり、物事がスムーズに行えなくなったり、疲れやすくなったりします。

フレイルが進行すると、体の回復力や抵抗力が低下し、感染症も重症化しやすい傾向があります。

では、フレイルの進行を予防するために何をしたらいいか、ポイントをご紹介します。

 

  • ①「運動をしよう!」

まずは、ご自宅の中で、歩いている時間、立っている時間を増やしてみましょう。

座っているだけ、立っているだけでも抗重力筋(姿勢を保持する筋肉)が働きます。

また、座っていても、足踏みや足首の運動など、手足を動かす時間をつくってみましょう。

  • ②「栄養をとろう!」

身体の調子を整えるために、食事は三食欠かさず摂りましょう。

下の図の10種類の食品群のうち、1日7点以上を目指しましょう。

 

 

  • ③「口腔衛生を保とう!」会話をしよう!」

毎食後や寝る前に、歯磨きを行いましょう。入れ歯のお手入れもお忘れなく。

食事は、しっかり噛むことを意識しましょう。また、人と話す機会が減り、お口の力が衰えることも考えられます。お口の体操をしたり、早口言葉を言ってみたり。電話で、ご家族やお友達とお話をするのもいいですね。

 

コロナウイルスに負けないために、また、この状況が落ち着いて、外出できるようなった時のために、ぜひ今できることを、行なってみてください。

 

参考文献

“『フレイルの意義』荒井秀典”

https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/publications/other/pdf/review_51_6_497.pdf

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