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コラム \ふらつき・転倒もぜひご相談ください/

医療コラム

ふくろうクリニック自由が丘です。
本日はふらつき・転倒に関するコラムです

<ご高齢に多い「ふらつき・転倒」>
これは容易に歳のせいにされがちです。
65歳以上の20~30%、80歳以上では過半数にめまいやふらつきを認めると報告されています。
脳画像検査や心電図で異常がなければ、歳のせいとか気のせい程度の対応がなされてきました。

<ふらつきや転倒の原因を知るのはとっても大事>
まず、いろいろな疾患や薬物がふらつきや転倒の原因になります。
ふらつきや転倒の結果、頭部打撲による脳障害や骨折が引き起こされますので、原因を調べておくことは重要です。
原因によってはすっかり良くなってしまう場合もあります。

<ふらつき・転倒に関する最新情報>
最近、「加齢性前庭障害」という概念もでてきました。前庭とは、耳の奥の三半規管のことを指しており、三半規管に病気が起こるとめまいが生じます。問題は、三半規管も加齢変化があることであり、その場合はふらつき、あるいは浮動性のめまい感を生じます。前庭は姿勢の調整に重要な役割を果たしており、前庭機能の加齢変化で転倒しやすくなります。まだ知見は少ないですが、前庭機能の低下に対しては、バランス訓練といった前庭リハビリテーションが有効である可能性があります。

当院では、ふらつき・転倒の多い方のご相談を受けております。筋力トレーニング・バランス訓練などのリハビリテーションを積極的に行っております。
転倒による骨折を引き起こす前にぜひお気軽にご相談くださいませ。