ニューロフィットネス外来(自由が丘)
対象
- 認知症の予防に関心のある方
「MCI」(軽度認知障害)とは、
もの忘れなど何らかの認知機能の低下はあるものの、認知症には至っていない状態です。
「SCI」(主観的記憶障害)とは、
客観的な認知機能低下はないが、主観的な認知機能低下の訴えのある状態です。
近年、MCIは認知症の前段階・認知症予備軍として注目され、本邦には400万人をこえる患者がいると推定されています。
MCIでは、4年以内に半数以上が認知症に移行するといわれていますが、その一方で、正常な状態に戻る方もいることが分かっています。
一方SCIは、必ずしもMCIの前段階ではないと考えられていますが、どなたでも脳の健康増進を始めるのに、早すぎるということはありません。
認知症を発症してしまうと正常に戻ることは難しいですが、MCIやSCIの時期に、食事療法、運動療法、心理療法(認知リハビリテーション)などの総合的な治療を行うと、認知症への進行を止めることができる場合があります。
MCIやSCIの原因にもさまざまな疾患が原因となる場合があることがわかっています。まずは医師の診察や検査により原因疾患を特定し、必要があればその治療を行います(保険診療)。
多くは加齢に伴う脳機能低下ですが、そうであってもあきらめず、食事栄養療法、運動療法、心理療法、認知リハビリテーション、社会参加に取り組んでみてください。当院では、認知症の予防プログラムを、ニューロフィットネスと称して、脳疾患に対する既存の治療や内外の研究成果を参考に構築しています。認知症予防に寄与する保険診療外の特殊な検査も対応可能なように、院内環境を整備しています。
認知症の発症においても、さまざまな生活習慣の関与がわかってきています。生活習慣の変容を伴うプログラムは、若ければ若いほど効果があります。興味を持った今日こそ開始のタイミングです。まずはご相談ください。
MCIスクリーニング検査
近年、MCIの方の中で、さらに認知症になりやすい方を、血液検査で早期に発見する方法が開発されています。
当クリニックは(株)MCBIと連携し、この「MCIスクリーニング検査」に対応しています。(保険診療適応外)
マイキンソー検査
近年、腸内細菌と認知症との関係が注目されています。
当クリニックは(株)Cykinsoと連携し、「マイキンソー」と呼ばれる、腸内フローラ検査サービスに対応しています。(保険診療適応外)
栄養検査B-DHQ
当クリニックの院長は認知症予防のための栄養研究に携わってきました。
将来認知症になりやすいと判定された場合には、「B-DHQ」という栄養検査を受け、認知症予防のための栄養指導を受けていただくことをお勧めします。(保険診療適応外)
費用
MCIスクリーニング検査 | 20,000円(保険診療適応外) |
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マイキンソー検査 | 20,000円(保険診療適応外) |
栄養検査B-DHQ | 4,000円(保険診療適応外) |
※現在ニューロフィットネス外来はふくろうクリニック自由が丘で新規受付をしています。
大変お手数ですがご不明な点は下記にご連絡くださいませ。
※ふくろうクリニック自由が丘(03-3701-3351)
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