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    在宅医療とは

     在宅医療の対象となるのは、通院が困難な方と、病状が重く、入院ほどではないが外来では心配という方です。普段通院ができていても、急病になると体調不良のため病院に行くことが難しくなる方も、在宅医療を受けていると安心です。

     私たちは、在宅医療に二つの思いを込めています。まず、急病の際の在宅での治療の可能性を高めたいということです。ご高齢の方や認知症の方は、入院自体が環境変化となってしまい、疾患の治療は上手にいっても、精神状態の悪化や歩行能力が低下など入院の負の側面が大きく出てしまいます。ご自宅で治療を受ける方が効果的なのです。次に進行性の疾患にかかり、病院へ通院することが困難となっても、ご自宅で専門医が診察することにより、できるだけ進行を遅らせ、快適に過ごしてもらえるようにしたいということです。在宅医療を利用される方の多くは、認知症、がん、神経難病の方であり、当院ではそれぞれの専門医をそろえ、ご自宅で安心して治療を受けられます。

      在宅医療の目的は病気の治療だけではありません。転倒や寝たきり、褥瘡(床ずれ)の予防、肺炎や尿路感染症などの予防や早期治療、点滴を含めた栄養 状態の管理など、予測されるリスクを回避し、入院が必要な状態を未然に防ぐことも重要な役割です。また、老化の先には必ず死が訪れます。ご自宅での自然なお迎えを医療者として支えることも大切な役割です。

      私たちは、患者様が住みなれた環境で安心して生活が続けられるように、介護事業者の方や医療機関とも連携し、協力しながら、療養生活を総合的にサポートしていきます。

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    ふくろうクリニックの在宅医療でできること

    1. 認知症の専門医療
      認知症の方は、一見歩いて通院することができるように見えても、通院を忘れる方や、通院を拒否する方がいます。またたとえ病院に通院できたとしても、自分でしっかりお薬を忘れずに内服することが難しい方もいます。さらに、認知症の方は、自分で適切に自分の病状を説明することや適切な医療機関に受診することが難しくなります。生活の場において、計画的・統合的に、診療、看護、リハビリテーションを提供し、介護保険サービスと連携し、急病の時は主治医としてまず対応します。
    2. がんの専門医療
      本邦の死因の一位はがんであり、多くの人が経験する病気です。初期の場合は手術などで治ってしまう場合もありますが、手術をしても再発し、進行性の経過をたどる場合も多いのが現実です。近年、がんは手術、放射線、薬物療法と並行して、診断の時点から緩和ケアを受けることが効果的であることがわかっています。現在通院中の病院で、根治的な治療を受けながら、当院で並行して緩和ケアをお受けになることをお勧めしています。
    3. 神経難病・脳卒中後遺症の専門医療
      神経難病とは、パーキンソン病、多系統萎縮症、脊髄小脳変性症、筋萎縮性側索硬化症、多発性硬化症などの病気です。珍しい病気のため、その診断、治療に精通した医師が担当した方がよいと考えます。薬物療法だけでなく、人工呼吸器や胃瘻を含めた医療処置に対応します。脳卒中後遺症の方については、糖尿病や高血圧の治療による脳卒中再発予防を図るとともに、嚥下評価や高次脳機能評価を含めたリハビリテーションについてもご自宅で対応できるよう体制を整備しております。
    4. 精神疾患の専門医療
      精神疾患では、ご自身で受診した方が良いと判断できない場合もあり、ご家族も受診させるべきか判断に迷う場合があります。受診が困難な場合に、精神科医が往診にて診察し、その結果をもとに、受診や入院の方針を決定することができれば、助かるケースがあると考えます。また、慢性期の精神疾患のため通院が困難な方へも、社会とのつながりを促すような、リハビリテーションを含めた医療を提供していきたいと考えます。
    5. 急性期・回復期医療
      ご自宅で可能な治療を受けることで、病院に入院しなくて済むように努力しています。肺炎・尿路感染症などの感染症、心不全や慢性閉塞性肺疾患の急性増悪、深部静脈血栓症、胸腰椎圧迫骨折、褥瘡、尿閉などの在宅医療に取り組んでいます。また、たとえ入院したとしても、ご自宅でリハビリテーションや継続治療が受けられるようにし、早期に退院できる体制を整えます。
    6. 終末期医療
      慣れ親しんだ生活の場で最期を迎えたいという方に安心して療養していただけるよう、診療させていただくとともに、お看取りされるご家族や・介護者の不安にも、豊富な経験に基づき対応させて頂きます。終末期の治療方針の決定など倫理的問題の意思決定支援を行います。

    ふくろうクリニックの訪問眼科

     当院は携帯型眼科検査機器を所有しており、ご自宅やご施設で眼科医の診察を受けることができます。慢性の眼科疾患をお持ちの方で、お近くの眼科診療所まで行くことが難しい方は、ご自宅やご施設で白内障検査、緑内障検査、角膜検査、眼底検査などをお受けになることができますので、ご相談ください。当院がかかりつけでない場合でも結構です。

    ふくろうクリニック訪問眼科のご案内【PDF】


    ふくろうクリニックの訪問健診

     当院は携帯型レントゲンを所有しており、ご自宅やご施設でレントゲンを撮影することができます。世田谷区長寿健康診査のお手紙がご自宅に届いていても、近くの診療所まで行くことが難しい方は、ご自宅やご施設で指定の検査をすべてお受けになることができますので、ご相談ください。当院がかかりつけでない場合でも結構です。


    ふくろうクリニックの訪問心理療法

     当院の訪問診療のお申込みいただいている患者様において、医師の指示のもと、臨床心理士がご自宅やご施設に伺い、心理検査、カウンセリング・心理療法を行うことがあります。医療保険・介護保険の利用はできませんが、一部検査は無料で行っております。料金は別紙ご参照下さい。

    カウンセリングのご案内【PDF】


    ふくろうクリニックの訪問看護

     当院の外来にかかっていらっしゃる患者様と訪問診療のお申込みいただいている患者様において、医師の指示のもと、看護師がご自宅やご施設に伺い、看護、検査、処置などを行うことがあります。多くは、「急性増悪」といって、なんらかの急性疾患に罹り、ご自宅・ご施設で治療を受ける場合に、14日間に限り行われます。
     なお訪問看護は平成28年11月より当院の連携機関である「訪問看護ステーションふくろう等々力」の看護師が担当します。医療保険あるいは介護保険が利用できます。訪問診療や地域包括診療(外来)のお申し込みの際に、詳細をご確認ください。


    ふくろうクリニックの訪問栄養食事指導

     「栄養指導」と聞くと「食事制限」をイメージされる方が多いのですが 私たち管理栄養士は、糖尿病・腎臓病等を治療しながらでも食事は楽しく身体に心地よい物であってほしい!と言う願いのもとサポートにあたっています。
     また、特定の病気ではなくても年齢と共に体重が減ってきたり、食事をすることに疲労感を覚えたり、むせ込みやすくなったりしていませんか?どれも自然な変化なのですが、ちょっとした食事の工夫や習慣を見直すことで改善につながる様、ご自宅に訪問しサポートいたします。

     心地よい食習慣へ管理栄養士がサポート【PDF】


    ふくろうクリニックの見守りサービス

     当院の外来にかかってらっしゃる患者様と訪問診療にお申込みいただいている患者様対象で、ご希望の方には「見守りサービス(無料)」も行っています。

     (見守りサービスの流れ

     外出先でも安心していただけるようなサービスにも努めております。