理念
私たちは、理想的な生活期の医療の提供を実現します。
当法人は2021年4月に、ふくろうクリニック自由が丘を開設することになりました。(2021年5月保険診療開始)これは、理想的な生活期の医療の実現のためには、在宅医療の充実だけではなく、外来医療・リハビリテーション医療の充実も必要であると考えたからです。ご支援頂いた住民の皆様、事業者の皆様、医療関係者の皆様に、厚く御礼申しあげます。2021年度における新しい法人の決意を示します。
「広く深い医学・医療を実践します」
当法人の得意分野である、老年医学、脳神経医学、緩和医療学、リハビリテーション医学、精神医学については、常に深化させます。今期は新たに運動器医学とスポーツ医学にも取り組みます。また、理想的な生活期の医療の実現のためには、従来の臓器別病態別の医学の知識や技術に加えて、患者中心の医療の方法、家族志向性や地域志向性のアプローチを基礎とする家庭医療学/プライマリ・ケア医学の実践が必須と考えています。医学生や研修医を含む医療専門職の地域医療教育に加え、住民の健康教育も今期の課題とします。
「多職種協働と多事業所連携を実践します」
当法人は、多くの医療専門職を擁しており、できる限り法人内で多様な医療サービスが提供できるよう体制を整備してきました。しかし玉川地域全体のことを考えれば、当然当法人だけですべてを担えるわけではありません。協働・連携のためには、顔の見える地道な関係づくりが一番であると考えています。地域住民のためになる医療の実現のために、職種や事業所を超えた協働・連携体制の構築を今期の課題とします。
「成長と貢献による幸福の共創を実践します」
創福会の名称の由来は、「幸福」を「共創」するです。人間の幸福には、ポジティブ心理学や幸福学の成果からもわかるように、「成長」と「貢献」が欠かせないと考えています。社会参加も成長と貢献が切り口になると考えます。共創については、多様な立場の人たちと対話しながら、新しい価値や仕組みをつくるという意味を込めています。玉川地域の住民と事業者、そして当法人の職員が、成長と貢献により幸福になれるよう、新しい価値や仕組みを共に創り上げていくことを今期の課題とします。
理事長挨拶
私たちは「かかりつけ総合診療所」です。
1.力のある「真のかかりつけ医」を目指します。
新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、発熱患者が自分のかかりつけと思っていた医療機関に受診できないという事態が発生しました。ふくろうクリニック等々力では、初期より新型コロナウイルス感染症の対応に取り組み、かかりつけでない患者さんに対してまでも往診やワクチン接種を行いました。それは、当院が従来から「力のある医療機関」を目指していたからできたことです。
コロナ禍の経験を受け、政府においてもかかりつけ医の機能に関して議論が行われました。その結果、かかりつけ医の機能として、外来、入退院時の支援、介護サービス等との連携に加え、在宅医療、休日夜間の対応が明示されました。これらのかかりつけ医機能を全て果すことができるのは、私たちのように外来:ふくろうクリニック自由が丘を併設した機能強化型在宅療養支援診療所:ふくろうクリニック等々力しかありえません。
そこで、ふくろうクリニック等々力・自由が丘は、世田谷区玉川地域になくてはならない医療機関として、力のある「真のかかりつけ医」を目指し、引き続き体制を整備します。
2.多くの診療科・専門医や多職種によるチーム医療を実践します。
私達は、質の高い医療は、多くの医師のチームがあってこそ成し遂げられると考えています。現在、ふくろうクリニック等々力とふくろうクリニック自由が丘を合わせると、家庭医療科、老年科、緩和医療科、脳神経内科、リウマチ膠原病科、呼吸器内科、精神科、外科、脳神経外科、整形外科、皮膚科、眼科、リハビリテーション科、高齢歯科(摂食嚥下)の医師が所属しています。看護師・保健師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、公認心理師・臨床心理士、社会福祉士、精神保健福祉士、介護支援専門員(ケアマネージャー)といった専門職も所属しています。最終的には、総合病院と同レベルの医師体制・職員体制を目指して、チーム医療を行っていることが当院の特徴であり強みです。
3.地域に根付いた医療を実践します。
開設から10年たち、私たちは世田谷区玉川地域の医療体制、介護事業者、行政など多くの連携の機会を得てきました。ある病状の方は、どこの病院のどの医師に紹介すれば良いか、概ねわかります。地区医師会の活動にも積極的に協力してきました。
近年さらには、地域住民の役に立つ社会資源の構築をめざし、おやまちプロジェクトを始めとして地域住民の活動にも参加させて頂いています。
今後も、健康で幸福なまちづくりのお役に立てるよう、地域住民、医療・福祉・行政の関係者などとの関係構築に尽力していきます。
理事長紹介
山口 潔(やまぐち きよし)
理事長・医師・医学博士
日本内科学会総合内科専門医・臨床研修指導医
日本老年医学会老年科専門医・指導医・代議員
日本老年精神医学会専門医・指導医
日本認知症学会専門医・指導医
日本プライマリ・ケア連合学会 プライマリ・ケア認定医
日本医師会認定健康スポーツ医
日本緩和医療学会指導者研修会修了
玉川医師会理事 庶務・在宅医療部担当
東京大学医学部老年病学非常勤講師
杏林大学医学部高齢医学非常勤講師
東京医科歯科大学臨床教授(総合診療医学)
日本赤十字看護大学臨床教授(地域看護学)
昭和大学客員教授
専門分野 | 老年医学、精神医学、リハビリテーション医学、スポーツ医学 |
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略歴 | 平成11年 浜松医科大学医学部卒業 東京大学医学部附属病院内科研修医 |
平成12年 自治医科大学附属大宮医療センター 神経内科・総合診療科 |
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平成15年 東京大学医学部附属病院老年病科 (もの忘れ外来) |
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平成19年 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了 | |
平成20年 東京大学医学部附属病院地域医療連携部助教 在宅支援外来、緩和ケアチーム所属 |
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平成24年 東京大学医学部附属病院老年病科特任助教 早期・探索臨床試験拠点整備事業 |
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平成25年 当クリニック院長就任 東京大学医学部附属病院老年病科非常勤講師 |
院長挨拶
この度、ふくろうクリニック自由が丘の院長に就任致しました。
2017年ふくろうクリニック等々力にて副院長就任から4年ほど経ち、これまで脳神経内科医として認知症やそれに関連するパーキンソン病などの神経変性疾患、精神科領域も含めた診療を担当しておりました。
脳神経内科とは?とよく聞かれますが「全身を診る科です」とお答えしてます。なぜなら、脳神経内科は多岐にわたる病気を扱うからです。
脳卒中等の血管に関する病気、また認知症やパーキンソン病などといった神経が変性する病気、あるいは原因がまだ分かっていないような難病も多く存在します。
そういった病気の診断をするには全身を診察し、あらゆる病気の可能性を探らなくてはなりません。
当クリニックでは、専門性の高い医師体制(脳神経内科・脳神経外科・整形外科)、MRI画像検査や臨床経験豊富な公認心理師がおり、より正確な診断が可能です。
又、最新のリハビリテーション設備をご用意していますので診断後のフォローまで幅広く対応できます。
まずは、何か体調不良や身体のことで気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
2021年3月 院長 橋本 昌也
概要
名称 | 医療法人社団創福会 ふくろうクリニック自由が丘 |
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院長 | 橋本 昌也 |
住所 | 〒158-0083 東京都世田谷区奥沢6-20-23 フォーラム自由が丘1FーA・2FーA |
最寄駅 |
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TEL | 03-3701-3351 |
FAX | 03-3705-8100 |
診療科目
脳神経外科
- 脳振盪、頭部外傷(スポーツ頭部外傷)
- 脳出血、くも膜下出血・脳動脈瘤
- 脳梗塞・その他の脳血管疾患
- 脳腫瘍・髄膜腫
- 脊椎・脊髄損傷、脊椎・脊髄疾患
- 骨粗鬆症・脊椎圧迫骨折
- 変形性頚椎症・腰椎症
- 頚部・腰部脊柱管狭窄症
- 椎間板ヘルニア
- 頭痛・肩こり・めまい・しびれ
- 高次脳機能障害・認知症
整形外科
- 外傷:骨折、脱臼、靭帯損傷、筋損傷
- 膝関節疾患・変形性膝関節症
- 股関節疾患・変形性股関節症
- 肩関節疾患・肩関節周囲炎・肘関節疾患
- 手の疾患、足の疾患
- 脊椎脊髄疾患、骨粗鬆症
- 関節リウマチ
脳神経内科・呼吸器内科・疼痛緩和内科・老年内科
- アルツハイマー病・認知症
- パーキンソン病・レビー小体型認知症
- 前頭葉側頭葉変性症・筋萎縮性側索硬化症
- 脊髄小脳変性症・多系統萎縮症
- 脳血管疾患(脳梗塞、脳出血、脳動脈硬化症)
- 多発性硬化症、末梢神経疾患、筋疾患
- てんかん、不随意運動
- 呼吸器疾患(COPD・気管支喘息・間質性肺炎・肺線維症・肺癌・呼吸器感染症)
- 慢性疼痛、疲労感、筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群、睡眠障害・睡眠時無呼吸症候群、がん(緩和ケア)
- 生活習慣病・慢性疾患(高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症・痛風、慢性腎臓病、慢性心不全、心房細動)
- 更年期障害(男性・女性)
- 老年病(認知症、転倒・骨粗鬆症、サルコペニア、前立腺疾患・過活動膀胱・尿失禁、便秘)
リハビリテーション科
- フレイル、サルコペニア、ロコモティブシンドローム、運動器不安定症、ふらつき・転倒外来、自動車運転外来
- がんリハビリ外来、呼吸器リハビリ外来
- 義肢装具外来
- 訪問リハビリテーション、通所リハビリテーション、外来リハビリテーション
精神科
- 抑うつ・不安・不眠・食欲不振、妄想・幻覚、注意・集中力低下、ブレイン・フォグ
- 老年精神科外来、大人の発達障害外来、スポーツ精神科外来、腫瘍精神科外来
地域に根差したクリニックを目指します。
- 地域での勉強会・交流会への参加・開催、区民講座の講師などを積極的に行います。
- 集会室を開放し、地域の方々の居場所作りを積極的にバックアップします。
- 在宅医療を広げるために、看護師・コメディカル・医学生・研修医の見学や診療同行を積極的に受け入れます。
- 地域病院でのカンファレンス参加や、入退院時のスムーズな連携を心掛けています。
当クリニックは地域の皆さまに支えられながら、日々活動しています。
私たちは、医療と地域の垣根を越えて地域社会貢献に積極的に取り組んで行きたいと考えています。
24時間365日対応の在宅療養支援診療所です。
- シームレスな医療体制を構築し、予防から診断・治療・リハビリまでをワンストップで提供いたします。
- 地域の医療・福祉関係者様と密接な連携を行い、地域包括ケアシステムの構築をいたします。
- かかりつけ医のいない方や、長い間病院を受診していない方も対応いたします。
- 外来診療だけでなく、生活の場に合わせて、居宅・施設を問わず訪問診療にも対応いたします。
当クリニックでは、患者様が住みなれた地域で適切な医療・福祉を安心して受けられるよう、地域の病院、診療所の先生方と連携しながら地域医療を行っております。専門性の高い外来診療はもちろんのこと、同一法人内のふくろうクリニック等々力と協働体制での訪問診療の対応、創福会のネットワークでは訪問看護、訪問・通所リハビリ、訪問カウンセリングなど、患者様を多職種で包括的にケアできる体制を整えております。行政や他の機関とも連携し、医療費や福祉に関する相談を受け付けています。
研究開発
医療法人社団創福会は2013年に世田谷区玉川地域でふくろうクリニック等々力を開設しました。
『誰もが心身共に豊かに笑顔で生活できる事を第一に常に患者さんの視点に立つ医療を目指します』という理念の元に、2021年5月には2カ所目のクリニックも開設し、在宅医療・外来医療をともに幅広く提供しています。
そしてこのたび、ふくろうクリニック自由が丘では3TMRI(シーメンス製)を導入。
研究開発においても、ご活用いただける拠点とし、法人内には有識者を招聘した倫理審査委員会も設立、倫理的かつ科学的視点からの議論を行うことで、高い質のエビデンス構築を目指しております。
今後一層、積極的に他医療機関・研究機関・教育機関・医療ベンチャー企業との共同研究・開発も実施していく体制を構築していきます。
関係各所皆様方のご理解とご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。