MRI検査共通の注意事項
次のような方は検査を受けられないことがあります。必ずスタッフに申し出てください。
- 心臓ペースメーカーを埋め込んでいる方
- 人工内耳、人工中耳の方
- ステント挿入手術を2週間以内に受けられた方
- 古い人工心臓弁の手術を受けられている方 ※1
- 眼に微細な金属片が入っている(または入っていると疑わしい方)
- チタン製以外の脳動脈瘤クリップが入っている方 ※1
- 金属の義眼底の方 ※1
- 骨折によりボルト固定がされたままの方 ※1
- 躯幹全体に入墨のある方
※1 手術日時が古くカルテも保存されていない場合が多いために患者様ご自身でも材質がわからないケースが多く見受けられます。
当クリニックでは、2000年以前に施行された手術による人工物が体内にある場合には基本的にMRI検査はお勧めしないことにしております。但し、製造メーカー、手術をされた病院などがわかれば問い合わせて材質が確認できる場合もありますのでご相談ください。
脳ドック
こんな方におすすめ
- 40歳以上で一度も脳ドックを受診したことがない
- 健康診断で以下の指摘を受けている場合
(高血圧、高血糖、脂質異常(高脂血症)、高尿酸血症、高コレステロールなど) - 動脈硬化の恐れがあると指摘されたことがある
- 肥満傾向
- 家族や血縁者に脳卒中になった人がいる。もしくは糖尿病、高血圧の傾向がある
- お酒をたくさん飲む
- 喫煙者
- ストレスが多い
- 食事での塩分摂取量が多い
- 日頃から頭痛などの気になる症状がある
脳ドック
MRI(Magnetic Resonance Imaging、磁気共鳴画像法)は、強力な磁石と電波を使って体の断面を画像化する検査です。脳疾患は自覚症状などの前触れなく発症することが多いため、病気を未然に防ぐために受けるのが推奨されています。
実施される検査には、次のようなものがあります。
○頭部MRI検査…無症候性脳梗塞、微小出血、脳腫瘍、脳委縮などが挙がります。認知症と関連する海馬の状態も確認できます。
○頭部MRA(脳血管)検査…脳動脈瘤や動脈硬化、血管の狭窄や閉塞の程度が確認できます。
○頸部 MRA(頸部血管)検査…脳梗塞の大きな原因となる頸動脈の動脈硬化の程度、また狭窄や動脈瘤などを確認できます。
検査の流れ
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ご予約
Webまたはお電話でご予約ください。
医師からの結果説明を希望される場合は、お電話でご予約ください。 -
受付
脳ドックMRI検査問診票をご記入ください。
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着替え
金属類をすべて外していただきます。
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MRI検査
撮影時間は20分程度となります。
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医師の診察(結果説明希望者のみ)
検査結果の説明となります。
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お会計
読影結果は、2週間程度で郵送いたします。
結果でご心配なことがありましたら、当院の脳神経外科でご受診ください。
料金
結果郵送:15,000円
当日結果説明:19,800円
プレミアム脳ドック
1つでも当てはまったら脳測定をオススメします
- 30歳以上で一度も脳ドックを受けたことがない
- よく飲酒をしている
- 残業が多く睡眠不足になっている
- バランスのいい食事を摂れていない
- あまり運動ができていない
- 脳年齢に興味があり自分の脳の状態を知りたい
- 健康的な脳を維持していきたい
- 身内に認知症の人がいて不安を感じている
- 新しいことを覚えるのに時間がかかる
- 人の名前が出てこないことが多くなった
- 生活習慣と関連する病気の指摘を受けたことがある
(高血圧·脂質異常症·心筋梗素·狭心症·高尿酸血症·糖尿病(成人型)) - 喫煙歴がある
★MVision health(エムビジョンヘルス)
ジョンズポプキンス大学教授の森氏が発明·特許取得した、「MVision health(エムビジョンヘルス)」を用いて、3万件以上のビッグデータと比較の上、認知症のリスク因子である脳の萎縮·白質病変を人工知能(AI)により定量的に評価します。
現在の認知症医療は主訴が現れてから始まりますが、主訴が現れた時点で病気は既に進行しています。プレミアム脳ドックは、主訴が現れる前から定期的に脳の健康状態を把握することで、脳の変化を経時的に捉えることができる脳ドック検査となっております。
結果レポートは、脳萎縮と白質病変の程度や認知症のリスクについて、図表や平易な説明を用いて受診者に分かりやすくお伝えする内容となっています。
★ランキングで脳萎縮を同年代と比較
★脳全体を7つの部位に分けた詳細な萎縮度の評価
★認知症リスク因子の白質病変を体積測定
料金
プレミアム脳ドック結果郵送:27,500円
プレミアム脳ドック当日結果説明:32,500円
過去の脳MRI画像を一緒に解析:+3,000円
注意事項
MRI検査共通の注意事項をご覧ください。
スポーツ脳ドック
ラグビーなどのコンタクトスポーツをされている方は要チェック!
- 脳振盪後の競技復帰について悩んでいる方
- シーズン前のメディカルチェックを受けたい方
スポーツ脳ドック
スポーツにより繰り返される脳振盪は将来の脳における異常が発見される場合がありますので定期的にMRI検査、医師の診察、公認心理師による認知機能検査を受けることをお勧めいたします。
※脳振盪とは、頭をぶつけたり強い衝撃が加わったりしたあとに、脳の機能が障害された状態です。意識を失うこともありますが、それ以外にも頭痛、吐き気、めまい、ふらつき、ぼやけて見える、集中できない、など様々な身体的・精神的な不調をきたすことがあります。
脳神経外科の診察を受けた後、レントゲンとMRI検査を行います。
患者さんの状況に応じて、リハビリテーションのご案内をさせていただきます。
料金
23,000円
注意事項
MRI検査共通の注意事項をご覧ください。
物忘れドック
こんな方は要チェック!
- 物忘れ、探し物が増えたが、認知症とは診断されていない方
- 周囲の人から、同じ話の繰り返しやミスが増えたと言われる方
物忘れドック
アルツハイマー病の進行を遅らせる薬剤として、新たに抗アミロイドβ抗体が発売され、当院でも投与が開始されています。
このお薬は、進行した認知症をお持ちの方には効果がなく、認知症が疑われるごく早期の方や、記憶力などの認知機能に少々の低下があるものの、認知症とは言えない、生活上はそれほど困っていない状況=軽度認知障害の方にしか効果がないことが知られています。
そうなると、認知症とは言えないものの、以前よりは記憶力やそのほかの認知機能の低下が心配になってきたという方に対して、「軽度認知障害」かどうかを確認する必要が出てきます。
物忘れドックでは、まず公認心理師が MoCA-J という軽度認知障害かどうかを判定する心理検査を行い、もし軽度認知障害が疑われるならば、頭部 MRI 検査などさらなる精査を行うために物忘れ外来の受診を勧奨します。抗アミロイドβ抗体脳ドックで軽度認知障害が疑われるなら、その後の精査を目的とした検査は保険診療で行われます。
料金
3,300円
(公認心理師からの結果の説明込みです)
運転脳ドック
65歳以上、特に75歳以上の方は要チェック!
- ご高齢になっても安全に運転を続けたい方
- ご家族に運転免許を返納するよう勧められている方
- 運転免許の更新を控えており、自身の認知機能を事前に知りたい方
運転脳ドック
警察庁交通局が発表している統計によると、年齢層別の免許保有者10万人あたりの交通事故件数は、75歳を超えると急激に増加します。メディアでも高齢者の交通事故の報道をよく目にするようになりました。特にブレーキとアクセルの踏み間違えが増えることが知られています。
道路交通法では、自動車の運転に支障を及ぼすおそれがある一定の病気等として、脳・心臓疾患、統合失調症・持続性妄想性障害、てんかん、再発性の失神、無自覚性の低血糖、躁うつ病、重度の眠気を呈する睡眠障害、認知症、アルコール中毒(者)が列挙されています。特に認知症は重要であり、アルツハイマー型認知症、血管性認知症、前頭側頭型認知症、レビー小体型認知症と診断された場合には、免許の取消の対象となります。そこで、まず認知症になっていないか、その前段階である軽度認知障害になっていないかを知ることは、高齢運転者にとって必要なことと考えられます。
老年科医・脳神経内科医・脳神経外科医の診察を受けた後、公認心理師による認知機能検査、頭部MRI検査を行います。患者さんの状況に応じて、診断書を発行します。
料金
29,600円
注意事項
MRI検査共通の注意事項をご覧ください。
経済脳ドック
65歳以上、特に75歳以上の方は要チェック!
- ご高齢になり、銀行で自分の預金を自由におろせない経験をされた方
- 財産行為や遺言作成などを考えている方
経済脳ドック
山崎宏氏(第38回日本老年精神医学会・教育講演10・2023年10月14日)によると、高齢者は自分の預金を自由におろせないことがあるとのことです。都銀の標準ルール「一日 20万円まで」、信金は「一回&月額上限 20万円」以上を通帳から引き出そうとすると、使途と支払先について事情を聞かれ、子やかかりつけ医に確認するとのことです。銀行は詐欺や悪徳商法から高齢者を守るために親切で行っていることではありますが、当の高齢者にとっては、厄介な話なのではないでしょうか。事前に、認知機能検査、脳画像検査を受けておき、「現在自分は認知症ではありません」という診断書があれば、高齢者の経済活動はスムーズになるのではないでしょうか。山崎宏氏は「ボケてま宣言」と表現し、その必要性を提案しています。
老年科医・脳神経内科医・脳神経外科医の診察を受けた後、公認心理師による認知機能検査、頭部MRI検査を行います。患者さんの状況に応じて、診断書を発行します。
料金
29,600円
注意事項
MRI検査共通の注意事項をご覧ください。
頸椎ドック
こんな方は要チェック!
- デスクワーク・長時間のパソコン
- 慢性的な肩こり
- 腕や手が痛い・しびれる
頚椎の病気は、頚髄に影響を与える(頚椎症性頚髄症)ことにより、歩行が傷害されることがあり、放置は危険です。また、頚髄から分岐して手の先までつながる末梢神経にも影響を与える場合があります。その結果、首が痛いだけでなく、肩こりや腕や手の痛み・しびれが出現する場合もあります。このような症状のある方で、整形外科に受診したものの、レントゲン上は大きな異常はなく経過観察になっている方については、MRIを撮影することで、原因をはっきりさせるお手伝いができたらと思います。
料金
当日結果説明:19,800円
腰椎ドック
こんな方は要チェック!
- デスクワークが多い
- たまに腰に強い痛みを感じる
- お尻から脚にかけての痛み・違和感がある
- 歩くと太ももが痛くて歩けなくなる
- 排尿障害があるが、泌尿器科では原因がわからないと言われる
たかが腰痛と思いきや、悪性腫瘍の骨転移、化膿性脊椎炎など急いで治療しなくてはならないものもあります。腰椎の疾患により、腰髄まで圧迫される(腰部脊柱管性狭窄症)と、歩いていると太ももが痛くなり歩けなくなる(間欠性跛行)ことがあります。排尿障害・排便障害がでてくることもあります。また、腰髄から分岐して脚の先までつながる末梢神経にも影響を与える場合があります。その結果、腰が痛いだけでなく、お尻や下肢の背中側の痛み・しびれが出現する場合もあります。このような症状のある方で、整形外科に受診したものの、レントゲン上は大きな異常はなく経過観察になっている方については、MRIを撮影することで、原因をはっきりさせるお手伝いができたらと思います。
料金
当日結果説明:19,800円
肝胆膵ドック
こんな方は要チェック!
- ご家族に膵癌の方がいた
- 健康診断で肝機能障害の指摘がある
通常のがん検診では、肝臓、胆嚢、膵臓のがんの評価は超音波(エコー)で行われます。しかし、超音波では早期のがんは見落としがちです。ご親族に膵癌がいる方や、健康診断で肝機能の障害を指定された方は、ぜひ肝臓、胆嚢、膵臓に病気が隠れていないかチェックしてみましょう。良性の病変がみつかり、将来がんに変化しないか心配のある方については、当院で経過を追わせて頂きます。
※検査前4時間はお食事を控えて下さい。
料金
34,600円
(結果を郵送のみでご希望の場合は29,600円となります)
前立腺ドック
こんな方は要チェック!
- 50歳以上の男性
- 頻尿の方(最近トイレが近い)
- 夜間にトイレに行く回数が増えた方
最近前立腺がんは増加傾向です。進行すると全身に骨転移しやすいため、早期発見・早期の適切な治療が重要なポイントです。なお、加齢とともに増加する前立腺肥大症も同時に診断できますので、排尿に異常を感じたらまず検査してみましょう。
前立腺がんの腫瘍マーカーとして知られているPSA検査も含まれております。
料金
34,600円
注意事項
MRI検査共通の注意事項をご覧ください。
子宮卵巣ドック
こんな方は要チェック!
- 婦人科検診がおろそかになっている方
- 不正出血が見られる方
- 腹痛があるものかかりつけの内科では原因不明と言われている方
- 痛みを伴う検査が苦手な方
子宮がんは乳がんと伴に早期発見・早期の適切な治療が重要です。早期発見のためには、婦人科検診(子宮頚がん細胞診)が最も有用であり、ぜひ受けて頂きたいのですが、さまざまな事情から内診が難しい場合には、次善の策としてMRI検診があると考えています。MRIでは同時に卵巣の病気もみつけることができます。
料金
34,600円
(結果を郵送のみでご希望の場合は29,600円となります)
膝ドック・肩ドック
こんな方は要チェック!
- 学生時代にスポーツをしていた
- 屈伸のときに異音がする
- 階段の上がり下がりがつらい
- 膝や肩が動かしにくい
膝や肩は、多くの靱帯が張り巡らされています。これらの靱帯はレントゲンには映らず、異常があるかどうかはMRIを撮影してみないとわかりません。このような症状のある方で、整形外科に受診したものの、レントゲン上は大きな異常はなく経過観察になっている方については、MRIを撮影することで、原因をはっきりさせるお手伝いができたらと思います。
料金
34,600円
(結果を郵送のみでご希望の場合は29,600円となります)
下肢血管・頸動脈ドック
こんな方は要チェック!
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症、慢性腎臓病があり動脈硬化が心配の方
- 喫煙している方
- 狭心症になったことのある方
動脈硬化症は、脳血管におこれば脳血管疾患、冠動脈(心臓の血管)におこれば虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)となりますが、頸動脈や大腿動脈におこれば、脳卒中や下肢の動脈閉塞の原因となります。下肢の動脈閉塞は、下肢の切断を必要とする重大な疾患です。高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙などの動脈硬化症の危険因子をお持ちの方は、動脈硬化症の有無を早期に評価しておきましょう。
料金
34,600円
(結果を郵送のみでご希望の場合は29,600円となります)
健康診断・東振協脳検査
世田谷区民健診、一般健診や、施設入所時の健診も行っています。
当院は、契約医療機関として東振協脳検査を承っております。
詳細については、お電話でお問い合わせください。
世田谷区民健診(特定・長寿・成人健診)・がん検診
一般健診
学校・会社等への提出書類用一般健康診断を行っています。
東振協脳検査
脳卒中の予防と脳及び脳血管疾患の危険因子の早期発見には、
一般社団法人 東京都総合組合保健施設振興協会は、
脳検査は受診したことがない方、また、
料金:当院の東振協脳検査の価格は22,000円
各健康保険組合の助成金を引いた費用を窓口でお支払いください。
検査の流れ
- ご予約(お電話で、ご予約ください)
- 脳ドックMRI検査問診票をご記入いただきます
- 着替え(金属類を全て外していただきます)
- MRI検査(撮影時間は20分程度になります)
- お会計(クレジットカードのご利用が可能です)
- 読影結果を、2週間程度で郵送いたします。