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「SDSA 脳卒中ドライバーのスクリーニング評価 日本版」導入

院内からのお便り

当クリニックでは、社会的に課題として取り上げられることも多い高次脳機能障害後の運転復帰や高齢者ドライバー(運転手)の健康管理・安全運転への取り組みにも力を入れています。 その取り組みの中で、「SDSA脳卒中ドライバーのスクリーニング評価 日本版」(以下SDSA)を新しく導入しました。運転の可否について、運転するご本人様のみならずご家族様・事業所の管理者様もどのようにすればよいかを悩まれている方も多いのではないでしょうか?

客観的に評価できるこの検査を用いることで、現状を理解し、自分の得手不得手な領域に注意を向けることに役立ちます。

このSDSA検査は公認心理師が実際に対面にて実施します。 SDSAのみ実施対応も可能ですが、脳ドック(MRI)や作業療法士・理学療法士による運動機能検査との組み合わせをお勧めしております。

 

概要

英国のNouri & Lincoln博士らによって開発された,脳卒中患者が安全に運転可能かどうかを予測するための検査です。

これまで英国,米国,北欧,オーストラリアで行われた研究により運転技能予測に有効な検査であることが多数報告されています。

脳卒中後に運転再開を希望される場合、病院において運転可否を判断するのは難しい状況がありました。
日本版SDSAの導入によって、このような状況が改善され、より適切な運転評価につながると考えられます。

 

こんな症状がある方は受診をおすすめします

  • 65歳以上で仕事で運転している方
  • 脳卒中後の安全運転再開を希望している方

料金

  • 1回3000円(税込)

所要時間

  • 30分~45分