大人の発達障害外来
近年、さまざまな精神疾患発症の基礎に発達障害特性(グレーゾーン)が関与している場合があることが明らかとされ、関与があるかないかで治療を変えることが推奨されています。
発達障害は、不注意、多動性、衝動性の3つを主な症状とする注意欠陥多動症と、コミュニケーションや対人関係の難しさ、こだわりを特徴とする自閉症スペクトラム症が代表的です。小児期に診断される場合もありますが、成人期に入ってから発達障害特性に気づかれる場合も多くあります。
まずは自分の特性を理解することが大切です。自分の得意・苦手などの特性を理解した上で、対処法やスキルなどを身につけ環境を整えることで、今ある困りごとや生きづらさが軽減する可能性があります。
当院は詳細な心理検査や画像検査が可能です。発達障害特性の診断には、WAISなどの心理検査が必要ですし、また高次脳機能障害と見分けるためには脳画像検査が必要であると考えています。現在おかかりのメンタルクリニックではそれが難しいという方もいらっしゃると思われますので、その場合には、当院で精密検査のみを行い、現在おかかりのメンタルクリニックで治療を続けて頂けたらと考えます。
当院では、カウンセリングは行っていますが、コンサータ®、ビバンセ®といった中枢刺激薬は処方できませんのであらかじめご了承ください。
担当スタッフ

理事長
山口 潔
Kiyoshi Yamaguchi