高次脳機能外来
医療技術の発展により、交通事故や転落による脳外傷や脳卒中の救命率が向上しましたが、その一方で、脳の損傷による後遺症に悩まれている人が増えています。
「高次脳機能障害」とは、脳の損傷によって、注意力や記憶力、感情のコントロールなどの能力に問題が生じ、そのために日常生活や社会生活が困難になる障害のことを指します。
症状の例とはしては以下のようなものが挙げられます。
注意障害 |
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記憶障害 |
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遂行機能障害 |
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社会的行動障害 |
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当クリニックは地域のクリニックでありながら、MRIの導入・広いリハビリスペースの確保・多職種の在籍という3つの特色があり、大学病院に行かなくても高次機能障害の治療・リハビリに対し十分な設備が整っております。
脳神経内科・脳神経外科の専門医師による治療と、公認心理師、リハビリ職によるリハビリテーションで患者さんの症状に耳を傾け、患者さんの機能改善・生活の質の向上を目指し、長期的に支援させていただきます。
こんな症状がある方は受診をおすすめします
- 脳外傷や脳卒中などによる脳の損傷のため、日常生活や社会生活に支障がある方
対象となる疾患
- 脳外傷
- 脳卒中
診療の流れ
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問診
体調や症状、家族構成、既往歴、定期的に服用している薬の有無などについてお聞かせください。
ご家族による客観的な見解も頂きたいので必ず付き添いをお願いいたします。 -
医師による神経学的診察
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神経心理学的評価
知的機能、認知機能、記憶、実行機能を確認するため、より詳細なテストをおこないます。
プライバシーが確保された静かな部屋で、臨床心理士と患者による1対1でおこなわれます。所要時間は、約1時間程度とやや長丁場になります。 -
検査 画像診断(必要時)
MRIによる脳の画像診断をおこないます。同時に、血液検査、胸部レントゲンなどの測定も必要に応じて行います。
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診察
以上の診断と検査結果を踏まえ、高次脳機能障害の診断およびその程度の評価を行います。
治療法(リハビリテーション)などについて医師から説明があります。 -
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担当スタッフ

副院長
野手 康宏
Yasuhiro Node