【東大分院跡クリニック(仮称:ふくろうクリニック目白台)の開設計画について】
東大分院跡クリニック(仮称:ふくろうクリニック目白台)の開設計画について
医療法人社団創福会理事長 山口 潔
医療法人社団創福会は、2025年4月に、東京都文京区目白台3-28、東大分院跡地(東京大学目白台インターナショナルビレッジの横)に建設中の複合施設(老人ホーム、学童保育などが計画されている)の1階に、「東大分院跡クリニック(仮称)」を開設することになりました。有楽町線護国寺駅から徒歩3分ですので、通勤の便は良いと思います。
同院は、「高機能・多機能診療所」「かかりつけ総合診療所」といった医療法人社団創福会の最新の考え方に基づき、複数診療科を擁し、複数の医師がチームを組んで診療を行うスタイルの診療所としたいと考えています。これは、単に複数の診療科に受診できるという患者目線の利便性を実現するばかりでなく、そこで働く医師にとっても、「近くに相談できる、頼れる医師がいる体制」という病院の良さと同時に、個々の医師が裁量権をもち「自分のやりたいことができる」という診療所の良さを併せもった医療機関を作るというコンセプトから考えられています。
東大分院は2001年3月に閉院となりました。胃カメラ発祥の地であり、1999年卒の私より先輩の世代には、思い入れのある先生もいらっしゃると思います。東大病院の本院は先端医療を行い、分院はトータルケアを行うという役割の定義があったと伺っており、貧しい人を公費で治す施療院(永楽病院)を源とする家庭的な病院というのが東大分院らしさだったと聞いています。当法人もその歴史を継承できるような素晴らしい医療機関を構築したいと考えています。また、隣のフロアーには東京大学医学部健康総合科学科のラボが入ると伺っており、東京大学医学部の臨床研究や臨床教育のフィールドにもなれるような体制整備を行う予定です。
具体的には、在宅医療、家庭医療(かかりつけ医としての外来や健診)、専門医療の3つを柱にして整備する方針です。まずは高齢社会に対応する在宅医療から始め、それが軌道にのって来たら、周辺住民のかかりつけ医として外来や健診が行える設備を整え、さらには参加してもらった医師の専門性により、それを活かすようなクリニック構築していきます。理事長の専門である老年科の医師ばかりでなく、家庭医療科・総合診療科、消化器内科・腫瘍内科、乳腺外科、小児科・小児神経科、精神科・児童精神科など、幅広い領域の医師に参加してもらいたいと考えております。常勤で募集しますが、非常勤から始めたいという方でも結構です。
看護師、医療事務といったスターティング・メンバーも募集を開始します。新しいクリニックでぜひ働いてみたいという方、またとないチャンスです。現在建物は建築中であり、開設の時期は前後するかもしれませんので、まずは、ふくろうクリニック等々力やふくろうクリニック自由が丘にお勤め頂き、当法人のスタイルを学んだうえで、目白台で勤務してもらうという方法もあると考えています。興味のある方は、早めにエントリーしてください。