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医療コラムvol.4 肩の痛みについて

医療コラム

リハビリテーション部医療コラムvol.4です。
今回は、肩の痛みについてお届けいたします。
肩の疾患は、その原因や症状が様々で、日常生活に大きな影響を与えることがあります。ここでは肩の疾患について症状、疾患名、治療法を記載いたします。

症状について

肩関節疾患の症状は様々ですが、症状は主に以下の項目になります。

1.肩や腕を動かすことや物を持つのが痛い、つらい
2.可動域制限がある
3.肩や腕にこわばり感がある
4.力が入らない、入りづらい
5.突然の激しい痛みがある
6.夜間痛がある
7.肩や腕に痺れがある
8.肩の関節が脱臼しやすい状態、不安定感がある など

主な疾患名

上記の症状があれば以下の肩関節の疾患の可能性があります。

①腱板断裂(完全断裂、不全断裂)
②肩関節周囲炎
③変形性肩関節症
④肩関節インピンジメント症候群
⑤石灰沈着性腱板炎
⑥肩鎖関節障害
⑦ルーズショルダー
⑧胸郭出口症候群 など

治療法について

肩の痛みや動きづらさの原因は様々なので、治療法も一人ひとり異なります。 一般的に行われる治療法としては、以下のものが挙げられます。

薬物療法:痛み止めや炎症を抑える薬を服用します。
物理療法:温熱療法、電気療法、超音波療法など、物理的な刺激を与えることで痛みを和らげたり、筋肉を緩ませたりします。
運動療法:医師の指示のもと、主に理学療法士や作業療法士が肩の関節の痛みや動きを改善するためのストレッチや運動を行います。
注射療法:関節内にステロイド注射を行うことで、炎症を抑え、痛みを軽減します。
手術療法:関節鏡手術や人工関節置換術など手術を行うこともあります。

どのような治療法が適切かは、肩の痛みの原因、症状、重症度によって異なり、医師が方針を決定いたします。

肩の痛みや可動域制限により日常生活やスポーツ活動に支障が出てしまい、不自由なことが沢山でてきます。1番大事なのは、疾患の早期発見・早期治療が大切になります。 症状を放置すると、慢性化し回復に時間がかかることがあります。 当てはまる症状のある方は、ぜひ一度当院の整形外科には肩専門の医師がいますのでご相談ください。