診療内容 Service

脳振盪・スポーツ頭部外傷

頭をぶつけたり強い衝撃が加わったりしたあとに、脳の機能が障害された状態を脳振盪といいます。
意識を失うこともあり、その後、頭痛、めまいなどの身体症状のみならず、不眠、不安、抑うつなどの症状がでることもあります。

これらの症状が長く続く場合は、以下のような認知機能も確認しておく必要があります。

注意障害 傾眠、昏迷、昏睡などの意識レベルの低下から

  • 一度に2つの事ができない
  • ぼんやりしていてミスが多い
記憶障害
  • 同じことを繰り返し質問する
  • 今言ったことを忘れてしまう
遂行機能障害
  • 時間を守れなくなった
  • 計画を立てることが難しい
社会的行動障害
  • 感情の爆発がある
  • 暴力をふるう

ラグビー・アメフトなどのコンタクトスポーツにおいては競技を続行する限りは脳外傷のリスクを抱えています。

私たちは一人一人脳機能に関して癖や特徴があるため、競技を始めるまえにまずご自身の脳機能の状態をチェックしておくことが必要です。そうすることで脳震盪後の脳機能の微細な変化を捉えることができ、競技復帰の目安などのアドバイスが可能となります。

そのため、必ず競技前のメディカルチェックをしていただきたいです。

 

【競技前のメディカルチェック】※7月よりスタートします

医療従事者(理学療法士・公認心理師)がSCAT5という脳震盪ツールを使用して

競技者の脳の状態をチェックします。(評価ではなく特徴をつかむものです)

1回40分~60分 ※予約制

料金 未定

 

脳震盪は何度も繰り返すことにより重篤な後遺症を残すこともありますので、定期的な診察をおすすめいたします。
当クリニックでは、医師(脳神経外科・脳神経内科、整形外科、リハビリテーション科)・リハビリスタッフ・臨床心理士などがチームで診療にあたります。

こんな症状がある方は受診をおすすめします

  • ラグビー・アメフトなどのスポーツで脳振盪を起こした方
  • 転倒・交通事故などにより頭部に衝撃があった方

対象となる疾患

  • 脳外傷
  • 脳震盪

コンタクトスポーツ脳ドック

※6月から開始予定

ラグビーなどのコンタクトスポーツをされている方は要チェック!

  • 脳振盪後の競技復帰について悩んでいる方
  • シーズン前のメディカルチェックを受けたい方

コンタクトスポーツ脳ドックとは

スポーツにより繰り返される脳振盪は将来の脳における異常が発見される場合がありますので定期的にMRI検査、医師の診察、公認心理師による認知機能検査を受けることをお勧めいたします。

※脳振盪とは、頭をぶつけたり強い衝撃が加わったりしたあとに、脳の機能が障害された状態です。意識を失うこともありますが、それ以外にも頭痛、吐き気、めまい、ふらつき、ぼやけて見える、集中できない、など様々な身体的・精神的な不調をきたすことがあります。

担当スタッフ

副院長
野手 康宏 Yasuhiro Node
非常勤【脳神経外科医】
中山晴雄 Haruo Nakayama