暮らしの保健室
地域住民が安心して医療を受ける上で、主治医とは異なる立場で健康相談や療養相談が気軽に地域で受けられる体制があることが大切です。また住民の方の居場所づくりも価値のある事業と考えています。当クリニックでは、玉川地域のいくつかの場所で、優しく穏やかな空間で、当クリニックのベテラン看護師がお話を伺っています。予約は必要ありませんので、ぜひ、ふらっと立ち寄ってみてください。
暮らしの保健室の役割
1.健康療養相談と心理社会相談(よろず相談)
当クリニックは、診療部(医師)、看護部(看護師・保健師)に加え、薬剤部(薬剤師・管理栄養士)、心理部(公認心理師)、リハビリテーション部(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)、社会福祉部(社会福祉士、精神保健福祉士、主任ケアマネージャー)と院内で多職種が連携して、地域医療・在宅医療を推進しているところに最大の特徴があります。
そのため、当クリニックの暮らしの保健室では、単に病気の相談ができるだけでなく、それに付随したさまざまな相談についても、一緒に解決策を考えることができると考えます。
2.社会的処方と社会参加の促進(居場所づくり)
社会的処方とは、「社会的・情緒的・実用的なニーズを持つ人々が、時にボランタリー・コミュニティセクターによって提供されるサービスを使いながら、自らの健康とウェルビーイングの改善につながる解決策を自ら見出すことを助けるため、家庭医や直接ケアに携わる保健医療専門職が、患者をリンクワーカー(link worker)に紹介できるようにする手段」です。患者はリンクワーカーとの面談を通じて、自らの可能性を知り、個々に合う解決策をデザインします。すなわち自らの社会的処方をともに創り出していくとのことです。
このリンクワーカーの機能を、暮らしの保健室のスタッフが担いたいと考えています。
もともと当クリニックでは地域福祉事業として、さまざまな居場所づくりを支援してきました。認知症カフェ、がんサロンに始まり、地域デイ(世田谷区介護予防日常生活支援総合事業)や社会福祉協議会のサロンに当院施設を利用してもらっています。引き続き、地域の方の社会参加を促進する居場所づくりを支援してきたいと考えています。さらには、社会参加に寄与する地域にもともと存在するさまざまな社会資源との連携を強化し、社会参加情報センターとしての機能を整備していきたいと考えています。
場所
タタタハウス【タカノ洋品店】(尾山台) | 毎週水曜日 14:00~17:45 |
---|---|
ロイヤル入居相談室(二子玉川) | 第1・2・4火曜日 14:00~16:00 |
ふくろうクリニック自由が丘(自由が丘) | 第4土曜日 14:00~15:00 |
費用
無料
担当スタッフ
対応日程表
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
14:00~16:00 | ー | ● | ー | ー | ー | ー | ー | ー |
※二子玉川では、出張型暮らしの保健室を行っています。