老年科外来・地域包括診療
老年科外来
対象
- ご高齢(概ね75歳以上の方)で遠方の病院への通院が負担な方へ
- 多くの診療科・医療機関にかかることが負担となっており、かかりつけ医として、まとめて診療・治療を受けたい方
当クリニック院長の山口潔は、日本老年医学会認定老年科専門医・指導医であり、東京大学医学部附属病院老年病科の教育関連医療機関ともまっているため、その他にも高齢者診療を専門にしている医師が多数在籍しています。
ご高齢になりますと、成人期からの慢性疾患に加えて、さまざまな臓器に老化に関連する諸症状がでてきます。それぞれに応じた複数の診療科にかかることになり、通院自体が負担となってくる場合があります。複数の診療科から、それぞれのお薬を処方され、結果として多くの種類のお薬を漫然と内服しているという方もいらっしゃいます。
老年科は高齢者の総合診療を担当しており、かかりつけ医として、まず全身の状態を把握し、社会的環境も考慮し、疾患の優先順位をつけて、処方の一元化や減薬も考慮します。行政機関、地域の介護事業者、医療機関と連携し、医療の面から高齢者の生活を支えます。
ご高齢になりますと、そもそも歩行能力の低下から通院が負担となり、重篤な病気になっても自宅や施設での療養を希望する方も出てきます。当クリニックは、在宅医療に力を入れており、当クリニック併設の訪問看護ステーションや居宅介護事業所をご利用する際には密接に連携が可能ですし、通院が困難となれば、当クリニックの訪問診療を利用することもスムーズにできます。近隣の老人ホームの協力医療機関になっている場合もあり、老人ホームに入所されても、診療を継続でできます。
等々力において長年在宅医療を提供してきた経験により、近隣の多くの診療所や病院と患者さんの紹介、逆紹介を受けてきました。また、近年は、新型コロナワクチン接種や発熱外来も行ってきました。ご高齢の方だけでなく、等々力駅近隣住民のかかりつけ医としても、ご利用頂きたいと思います。2021年4月には、当クリニックの検査を担当できるクリニックとして、ふくろうクリニック自由が丘を開設していますので、併せてご利用ください。
地域包括診療
対象
- 体調が良い時は通院可能だが、体調が悪い時は往診が必要な方
- 外出の機会として外来通院を継続したいが、体調に心配がある方
当クリニックでは、「地域包括診療」を行っています。
ご高齢になると、体調の良い時は通院が可能であるもの、体調不良時には外出が困難となり、往診が必要となってきます。また、そもそも体調に不安があり、訪問診療を受けるかどうか迷っている一方で、外来通院自体が唯一の外出の機会であり、本人のリハビリのためにも通院を継続したいとお考えの方もいるでしょう。
そのような際には、普段は外来通院するものの、体調不良で外来に行けない場合には往診を受けるという「地域包括診療」というシステムをご利用されることをお勧めします。
「地域包括診療」のご利用にあたっては、事前にお申し込みが必要なことと、利用できる条件(例えば、高血圧症、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病、慢性心不全、認知症のうち2疾患をもつなど)を持つかどうかの判定が必要となりますのでご留意ください。
費用
老年科外来 | 保険適応 |
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地域包括診療 | 保険適応(1割負担の方で、月1,000円) |