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医療コラム

介護スタッフのためのコンサルテーション

BPSDとは、認知症の主な症状に伴って現れる精神面・行動面の症状です。

「BPSDを発症されている利用者様にどのように対応したら良いのか?」と対応に困っている

老人介護施設や介護事業所のスタッフの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

いろいろと勉強したけれどうまく現場で生かせないという方もいらっしゃるかもしれません。

コンサルテーション担当者(臨床心理士/公認心理師)が、対象となる利用者様、入居者様の

特徴に合わせて、より良いケアを継続していくための方法を一緒に考えていきます。

 

A施設での導入例

「大事なものが盗まれた」と何度もスタッフに訴えたり、

不安な様子が続くSさんの対応に施設スタッフは困っていました。

Sさんの部屋はものがたくさんあふれていて、

どこに何があるか分からない状態だったのです。

コンサルテーション担当者は、Sさんと関わるスタッフに

「なぜそのようなことが起きているのか?」

を考えることを促し、Sさんの環境を整えることを提案しました。

 

スタッフはSさんと一緒に部屋の片づけをする事にしました。

部屋のどこに何があるのかが分かりやすくなりました。

スタッフはSさんと片付けをしながら会話を重ねる中で、

Sさんが不安になってしまう「言葉」があることに気が付きました。

Sさんの身の回りの環境を整え、Sさんに関わるスタッフが

Sさんにとって安心できる関わり方を重ねることで、症状はほぼ消失しました。

 

BPSDの症状が現れる前には兆候が見られることが多いです。

その原因を見つけて工夫することでケアする人も、ケアを受ける方も、

今より幸せに過ごせるようなお手伝いができればと考えています。

 

全3回のプログラム

1回目(60分) ・困っていることの共有

・BPSDの捉え方について

・行動チャート表の記入の仕方

2回目(60分) 対応の仕方の検討

3回目(30分) 振り返りと今後の方針を立てる

 

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